首都圏の二月のマンション発売戸数13パーセント増

不動産経済研究所が15日発表した首都圏の2月のマンション発売戸数は3918戸で、前年同月に比べ13.0%増えた。発売月に契約が決まった戸数を示す契約率も75.3%と、好不調の分かれ目とされる70%を6カ月連続で上回った。家族層など一次取得者を中心に需要は堅調だ。
発売戸数が前年同月を上回るのは4カ月連続。東日本大震災の影響で販売開始がずれ込んでいた物件が昨年秋以降に売り出される状況が続いている。2月の1戸当たり販売価格は同242万円低い4475万円だった。都心に比べると価格水準が低い都内東部の供給が多かったほか、消費者の価格見極め姿勢を受けて住宅各社が価格を抑えている面もあるようだ。